アサヒグループホールディングス(HD)がサイバー攻撃を受けた問題で、アサヒビール福島工場(本宮市)は30日も商品の出荷を停止した。同工場はパソコンで物流や生産管理のシステムを利用しており、ウイルス感染を防ぐため、パソコンの利用を停止している。
同工場は主力商品の「アサヒスーパードライ」など約30品種を製造しており、1日平均で計約6万箱を東北や北関東などに出荷している。製造は30日も行っており、パソコンなど社内のインターネット回線を介さず、社員が用紙にデータを記録するなどして対応した。
1日は定期検査のため稼働せず、その後は本社と協議した上で、出荷、製造の再開時期を判断するとしている。