アーティストの手越祐也さんと地域住民が協力し、県産農産物の魅力を発信する「手越村プロジェクト」の稲刈り体験が27日、郡山市の田んぼで行われた。収穫したコメは後日「手越米」として販売される。一般社団法人「プラットふくしま」の主催。
田植えに続く恒例の活動で、手越さんと市内の親子約130人が参加。黄金色に染まった稲穂を手作業で刈り取ったり、稲を結んで天日干しする「はせ掛け」に挑戦したりした。
手越さんは「子どもたちの笑顔とパワフルさから元気をもらった。楽しみながらお米がどうやってできるのかを学んで、ありがたみを感じてほしい」と話した。
郡山市から母と参加した橋本真優(まひろ)さん(10)は「稲を干して棒がどんどん埋まっていくのが楽しかった。たくさんの人が協力してできたお米なので、感謝しながら食べたい」と笑顔を見せた。