体操の世界選手権(10月19日開幕・ジャカルタ)の女子代表が29日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで試技会を公開し、個人総合に出場する岸里奈は「次の五輪でメダルを取るために入賞までいきたい」と昨年のパリ五輪の11位を超える目標を掲げた。
6月に右足親指などを骨折した。練習が制限された間は負担の少ない苦手種目の強化に時間を割いたという。平均台ではトップの13・833点を出し「持ち味の床運動と跳馬以外でも魅せられる演技を重ねてきた」と自信を口にした。
杉原愛子は4種目合計54・465点と好成績だった。「目標は個人総合と種目別の床運動で決勝に残ること」と意気込んだ。