信用調査会社の帝国データバンクいわき支店によると、自動車運送業の清水商事(いわき市)は22日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。17日付。負債総額は約1億4900万円。
清水商事は1990年に設立され、南東北から北関東を配送エリアとする運送業や産業廃棄物の収集運搬業を行い、2020年6月期には年収入高約2億2500万円を計上した。だが、19年の東日本台風に伴う災害特需のピークアウトによる産業廃棄物収集運搬事業の収入減や燃料代の高騰など、事業経費の増大による資金繰りの悪化で債務超過が続いた。