瀬戸内海の島々や港町を巡りながら現代アートを鑑賞できる「瀬戸内国際芸術祭2025」の秋会期が3日、開幕した。芸術祭は3年に1度開催され、秋会期の展示に香川県宇多津町が初めて加わった。全会場で200以上の作品が見られる。11月9日まで。
塩作りが盛んな宇多津エリアでは、山本基さんの「時を紡ぐ」が見られる。昭和初期に建てられた邸宅の和室と茶室では畳を外して敷いた青色のベニヤ板の上に塩で網模様を描いた。
人口約230人の本島エリアでは、タイのジャッガイ・シリブートさんが島で集めた古着を使って制作した織物「ディスパッチ」を見ることができる。