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安倍元首相銃撃判決は1月21日 旧統一協会に恨み、情状どう判断

2025/10/02 17:09

 奈良地裁

 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人などの罪で起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判に関し、奈良地裁は2日、来年1月21日午後1時半に判決を言い渡すことを明らかにした。公判は計19回で、全ての期日を指定した。初公判は今年10月28日午後2時に開かれる。

 被告は母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の献金をし、自身は教団に恨みを募らせていたとされる。演説中の元首相が銃撃され、死亡する重大事件。公判廷で動機をどのように語るのか注目される。情状面や手製銃の殺傷能力が主な焦点となる見通し。

 地裁によると、審理はおおむね週2~3回のペースで開かれ、予備日は含まれていない。地裁は既に第7回までの審理日程を公表していたが、今月1日付で残りの期日を指定した。

 事件では2023年10月以降、裁判官と検察側、弁護側が争点などを絞り込む公判前整理手続きが続いてきた。関係者によると、弁護側が母親や宗教学者らの証人尋問を求めたのに対し、検察側は審理で教義に踏み込むのは不適切などとして反対した。

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