北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪の延伸を巡り京都市議会が「京都市内大深度トンネルルート」に反対を表明する決議を可決したことを受け、松井孝治市長は6日、記者団の取材に「懸念を解消し、国策を実現する道筋は厳しいということだ」との見解を示した。
決議は日本維新の会や国民民主などでつくる合同会派や、共産の議員らが提出。賛成36、反対30だった。自民、公明会派はこの決議に賛成せず、現行ルート反対は明記せずに丁寧な説明を国側に求める決議を提出。両方に賛成した議員がおり、こちらも賛成34、反対32で可決された。