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箕輪スキー場、新会社で再開へ 猪苗代町長「できれば年内に」

2025/11/07 07:35

営業再開に向けて新会社を設立することが決まった箕輪スキー場の入り口=猪苗代町

 運営会社の業績悪化で休業が続いている福島県猪苗代町の箕輪スキー場について、町は年内の営業再開を目指し、新会社を設立する。6日に開かれた臨時議会で、新会社への出資金7000万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案が可決された。

 箕輪スキー場は県内屈指の高度を誇り、積雪量が比較的安定していたことから、長期休業による観光への影響が懸念されていた。スキーシーズンの到来を前に、新たな体制で再出発する。

 箕輪スキー場は町の第三セクター「横向高原リゾート」が運営していたが、昨季に休業した。同社は町が2.27%、再生可能エネルギー事業などを展開するブルーキャピタルマネジメント(東京都)が残りの97.73%を出資している。

 町は、営業再開に向けて新たな第三セクターで施設を買い取る方針を決め、ブルー社や新しい運営委託先とも基本合意を結んだ。

 新会社の設立後は、ブルー社との資産譲渡や事業譲渡の契約締結、関係省庁への許認可の承継申請、新しい運営委託先との契約締結などの手続きを進めていく。

 二瓶盛一町長は臨時議会で「リフトや電気系統の状況次第になるが、できれば年内には再開したい。年越しがスキー場で楽しめるように最大限の努力を続けていきたい」と述べた。

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