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交流と防災、福島に新拠点 福島日産、EVガーデンオープン

2025/11/02 08:00

地域交流と防災拠点の役割を担うEVガーデンふくしまの内部=福島市北町
あいさつする金子社長

 福島日産自動車グループ(福島市)の新たな交流施設「EV GARDEN(イーブイ・ガーデン)ふくしま」は1日、同市北町にオープンした。地域交流と防災拠点の役割を担い、市民が自由に出入りできる憩いの場やにぎわいの拠点としての活用を目指す。

 新施設は、日産やルノー車を展示・販売していたショールーム「福島BIG20」の2階建ての建物を改装。1階には地元産食材を使った料理を提供する直営レストランや、市民らが交流できる空間を整えた。

 開放感あふれる室内の中央には座ることができる大きな階段があり、吹き抜けの2階にはレンタルオフィスを設けた。7事業所が入居できるほか、仕事で使えるワークラウンジは月額制で個人なども利用できる。

 防災拠点として建物に太陽光発電パネルも設置し、電気自動車(EV)などへの充電や電力供給が可能な非常用電源システムも備える。災害時にも食事の提供や充電などが可能という。

 同日、関係者向けにセレモニーが行われ、金子與志幸社長が「幅広い世代が自然と集う『庭』となり、心のゆとりをチャージ(充電)できる場所になることを願う」とあいさつした。

 浪江は26年8月

 福島日産自動車グループは、浪江町に整備を進める交流施設「EV GARDENなみえ」について、来年8月の開所を見込んでいると明らかにした。木造2階建てで、直営レストランも入る予定という。

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