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受験生死亡事故、17日判決 地裁郡山、赤信号無視かが争点

2025/09/17 07:40

 郡山市駅前で1月、酒気帯び状態で車を運転し、大阪府から受験で訪れていた女性=当時(19)=をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と酒気帯び運転の罪に問われた同市昭和1丁目、無職の男(35)の裁判員裁判判決公判は17日午後3時から、地裁郡山支部で開かれる。

 争点は危険運転致死傷罪の成立を巡り、男が故意に赤信号を無視して交差点に進入したかどうか。

 検察側は、赤信号を確認する時間は十分あり、複数の赤信号を減速せずに通過したと指摘し「赤信号を殊更に無視した」として懲役16年を求刑した。弁護側は、男は飲酒の影響で極めて注意力散漫だったとし「信号を殊更に無視したとは言えず、危険運転致死傷罪は成立しない」と主張した。

 起訴状によると、男は1月22日午前6時半ごろ、郡山駅前の市道を酒気帯び状態で軽乗用車を運転し、赤信号を無視して交差点に進入。女性をはねて死亡させたほか、自転車に乗っていた20代女性を転倒させて加療約2週間のけがを負わせた、としている。

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