福島県金山町特産の赤カボチャが収穫期を迎えた。奥会津の道の駅を中心に今期の販売が始まっている。
赤カボチャは一般的なカボチャよりこくがあり、甘みが強い。肉厚でほくほくした食感も特徴で、町内で53軒の農家が生産している。奥会津金山赤カボチャ生産者協議会がカボチャのでんぷん濃度などを確認し、色味や形、糖度などの数値が基準を満たした正規品のみに、特許庁の地域団体商標に登録されている「奥会津金山赤カボチャ」のシールが貼られ、出荷されている。
生産者の栗城盛一さん(83)の畑では、重さ約2キロの赤カボチャが収穫されている。栗城さんは「今年も甘みが十分でおいしく仕上がっている。煮たり、天ぷらにしたりするとおいしい」と話した。22、23の両日には、福島市のコラッセふくしまで販売会が開かれる。
同協議会は、2022年度の「豊かなむらづくり全国表彰」で農林水産大臣賞を受賞している。