江戸時代から約300年の歴史を誇ると伝えられる「浅川の花火」は16日、浅川町で行われた。約3300発の多彩な花火が夜空を彩り、先祖や東日本大震災の犠牲者の霊を慰めた。町両町青年会の主催、福島民友新聞社などの協賛。
浅川の花火は、祖先の供養花火として受け継がれ、県内最古の歴史を持つとされる。両町青年会が会場に運ぶ仕掛け花火「大からくり」が披露され、町制施行90周年の特別企画として二尺玉が打ち上げられた。その後も供養の尺玉やスターマインが夜空を焦がした。町を見下ろす城山の山肌で花火を破裂させる名物の「大地雷火」で幕を閉じた。