磐梯熱海温泉の夏の風物詩「第59回萩姫まつり」は9日、郡山市の同温泉で開幕し、関係者が温泉の恵みに感謝した。10日まで。
熱海温泉事業所で行われた献湯祭では「第59代萩姫」の2人が源泉から湯をくみ上げ、各旅館に分け与える儀式を行った。磐梯熱海温泉開湯太鼓保存会が太鼓演奏を披露した。
南北朝時代、京都の公家萬里小路(までのこうじ)家の萩姫が磐梯熱海温泉にたどり着き、湧き出る湯で難病を治したとの伝説がまつりの由来。萬里小路家第30代当主萬里小路通真さんがあいさつした。
10日午後4時からはJR磐梯熱海駅前で「萩姫縁日」を開催。出店やキッチンカーが登場するほかステージライブを繰り広げる。