県都の夏の風物詩「第56回福島わらじまつり」は1日、福島市中心部の国道13号(信夫通り)で始まった。小雨が降る中、市内の企業や学校など33団体約2100人がわらじおどりで盛り上げた。
浴衣や法被に身を包んだ踊り手らは「わらじ音頭」に合わせて、国道13号からJR福島駅東口駅前通りまでの約350メートルを練り歩いた。観客からも「わっしょい」のかけ声が上がった。参加したマレーシアからの留学生(21)=福島大3年=は「お客さんも一緒に盛り上がってくれて雨も気にならないくらい楽しかった」とほほ笑んだ。
今年は「わらじ音頭」の歌い手を公募したほか、踊りや太鼓隊など参加者が大幅に増え、まつり全体で総勢5000人が参加する予定。2日は信夫通りで午後5時からわらじ綱引き、同6時50分から大わらじパレードなどが行われる。