福島県いわき市の夏の恒例行事「第44回いわきおどり」は8日、同市のJRいわき駅前大通りで行われた。多くの踊り手が参加し、会場が活気にあふれた。
踊る時間帯を四つの部に分けて実施した。市内の企業や学校、スポーツクラブなど117団体の計約6000人が、団体ごとにおそろいの法被や浴衣などを着て参加。いわきおどり鳴り物集団による演奏の下、「ドンワッセ」のかけ声に合わせて軽快に踊り流した。
市内で活動するいわきラグビースクールは今回、初めて行事に参加。所属する小中学生の選手と保護者、コーチら約60人が踊り手となり、力強い踊りを披露した。副主将を務める児童(11)=草野小6年=はいわきおどりを踊るのも初めてだった。「ラグビーにない動きだったがうまく踊れたと思う。チームのみんなと踊ることができて楽しかった」とうれしそうに話した。