大相撲玉ノ井部屋は5日、相馬市の岩子相撲道場で相馬夏合宿の土俵開きを行った。6日から力士の稽古を一般公開する。
土俵開きには支援者ら約70人が出席。神事で稽古の安全を祈願した後、同部屋相馬市後援会の立谷一郎会長が「浜風を感じながら稽古に励んでほしい」と激励、立谷秀清市長が歓迎の言葉を述べた。玉ノ井親方(元大関栃東)は「合宿を毎年楽しみにしている。地域との触れ合いを力に変えたい」と謝辞を述べた。
相馬夏合宿は、先代玉ノ井親方(元関脇栃東)の志賀駿男さんが相馬市出身という縁で1992年から実施。今回は20日まで十両の東白龍と羽出山のほか、福東(福島市出身)、東山(南相馬市出身)、東浪(浪江町出身)ら力士約20人が稽古を積む。
力士らは合宿期間中、綱引き大会や盆踊りなど地域の行事に参加し、住民と交流する。9日は浜の駅松川浦(相馬市)でちゃんこ鍋を振る舞う予定。
稽古の一般公開は18日まで。13、14の両日を除き、午前7時~同10時に受け入れる。見学無料。予約不要だが、団体見学は事前連絡が必要。問い合わせは相馬市観光協会(電話0244・35・3300)へ。
本社が県産米贈る
福島民友新聞社は5日、玉ノ井部屋に県産米35キロを贈った。平田哲営業局長が相馬市の岩子相撲道場を訪れ、玉ノ井親方に5キロ入りの「天のつぶ」7袋を手渡した。