大相撲夏巡業の福島場所は２２日、福島市の福島トヨタクラウンアリーナ（国体記念体育館）で開かれ、約２５００人の相撲ファンが迫力の取組に見入った。同市出身で「大波３兄弟」三男の関脇若隆景と次男の前頭筆頭若元春の兄弟対決も行われ、観衆を沸かせた。
福島民友新聞創刊１３０周年記念事業。福島市での巡業は３年連続で、兄弟対決は「番外取組」として昨年に続いて実現した。場内で２人のしこ名が告げられると、タオルやうちわを掲げた観客が「２人とも頑張れ」と声援を送った。取組は激しい攻防の末、若隆景が寄り切りで制した。
十両白熊（須賀川市出身）や幕下丹治（福島市出身）、３兄弟長男の三段目若隆元ら本県出身力士も登場し、地元の応援を背に取組を繰り広げた。兄弟対決に先立ち福島民友新聞社の野崎広一郎社長があいさつした。
福島場所は福島民友新聞社の主催、東北電力福島支店、福島トヨタ自動車の特別協賛、環境分析研究所、かんの屋、キョウワグループ、佐藤工業、松月堂、同仁医薬化工、東邦銀行、県信用保証協会、福島工務店、福島タイヤ、山川印刷所、リコージャパン福島支社の協賛、日本相撲協会、福島市、大相撲大波三兄弟福島後援会、リオン・ドールコーポレーションの協力、福島市スポーツ協会、福島市教育委員会、福島商工会議所の後援。
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