東北を代表する青森市の夏祭り「青森ねぶた祭」は2~7日に開催される。祭りを彩る大型ねぶたの一つとして、田村市の鬼五郎・幡五郎鬼伝説を題材にした巨大武者灯籠が登場する。
23台参加する大型ねぶたのうち東北電力ねぶた愛好会が東北6県に語り継がれる勇壮な伝説や民話の中から鬼伝説を題材に選んだ。鬼面の太鼓奏者が演奏する田村市の和太鼓集団「大越町鬼五郎幡五郎和太鼓保存会」から着想を得て仕上げられた。
同愛好会の金沢秀樹会長は「東北の復興と発展に寄り添い続けるという思いを込めた。田村市の伝説がねぶたとして生まれ変わり、青森の夜に鮮やかによみがえる姿を多くの皆さまに見てもらいたい」と意気込む。