福島県矢吹町は21日までに、不適切な事務処理をしたとして、まちづくり推進課の50代男性主査を減給1カ月(10分の1)、保健福祉課の40代男性係長を戒告の懲戒処分にした。いずれも処分は20日付。町は公表基準に基づき、2人の氏名を公表していない。
町によると、主査は環境衛生に関する町の助成事業で今年4月以降、町民や団体から申請25件の事務処理を正当な理由なく遅延させ、支払いが遅れた。監督が不十分だったとして、男性主査の上司であるいずれも50代男性の課長、係長を文書による厳重注意とした。
保健福祉課の係長は、町が業務委託する事業の2022、23年度の実績報告と精算に関する事務手続きで、決済を必要とする書類を未決済のまま手続きを進めて、相手方に未決済の書類を提出してしまい、町の規則に違反した。今年1月に会計関係部署からの指摘で発覚した。併せて男性係長の上司である50代男性課長2人に文書による厳重注意、50代副課長に口頭注意とした。