福島市郷土史料室の出張展「戦後80年 戦中のくらし」は20日まで、同市のアオウゼで開かれている。戦時中に日常で使われていた収蔵品を通じて平和の大切さを伝えている。
「愛国婦人会」のたすきや防空頭巾、配給の写真など、市民から寄せられた約80点を展示。出征した兵士に代わって市内の生活を支えた人々がどのように暮らし、どのような労苦があったかを感じ取ることができる。
同史料室の高橋容子さんは「戦争を風化させずに語り継いでいきたい。戦後80年の節目の夏に平和の尊さを改めて考えてほしい」と話している。時間は午前10時~午後4時半(最終入場は同4時15分)。入場無料。問い合わせは同史料室(電話024・563・7858)へ。