福島県の猪苗代、磐梯、北塩原の3町村にまたがる磐梯山(1816メートル)の山開きが15日、行われた。雨模様となったが、多くの登山者が「宝の山」の頂を目指した。
山開きは当初、5月25日の予定だったが、残雪の影響で延期となっていた。6月の山開きは初めて。登山者は猪苗代登山口など四つの登山口から入山し、ぬかるむ山道を踏みしめて登山に挑んだ。山頂では雨と霧で360度の大パノラマは望めなかったが、登山者が登頂の達成感に浸っていた。
6度目の登頂という山形県米沢市の会社員男性(60)は「天気は残念だったが、山道を歩くのは楽しい。山頂に立つと達成感があって気持ちが晴れ晴れする」と笑顔を見せた。