福島市観光農園協会は8日、同市の道の駅ふくしまで開園式を行い、果物シーズンの幕開けを祝った。観光農園の期間は6月のサクランボに始まり、モモ、ナシ、ブドウ、11月のリンゴ収穫期まで続く。
協会は県道上名倉飯坂伊達線(通称・フルーツライン)が舗装されたのを機に、観光農業の推進を目的として1973年に発足。現在は33戸の農園が加盟している。
式では、佐藤孝会長が「今年は春先の低温で、一部は佐藤錦のなりが薄かったが、地域によっては十分に取れている。モモ、ナシ、ブドウ、リンゴも順調に生育している。福島のおいしい果物を食べていただきたい」とあいさつ。関係者と共にテープカットした。
会場ではミスピーチキャンペーンクルーがサクランボを配り、来場者の長い列ができていた。
サクランボ狩りの権利を懸けた「サクランボオークション」やライブステージも開かれ、来場者を楽しませていた。
市オウトウ生産研究会による「ふくしまサクランボまつり」も同時開催され、市民らでにぎわった。