任期満了に伴う二本松市長選は２３日、告示される。２１日、無所属の新人で同市の隠津島神社禰宜（ねぎ）安部章匡（あきまさ）氏（４４）が新たに立候補を表明、これまでに出馬の意思を示している、いずれも無所属で、５選を目指す現職の三保恵一氏（７６）＝４期、新人で郡山市の会社経営高橋翔氏（３７）の３氏による８年ぶりの選挙戦が確実な情勢となっている。投開票日は３０日。
安部氏は報道陣の取材に「少子高齢化で人口減少が進む中、市の豊富な人的、観光資源を活用して地域活性化に取り組み、閉塞（へいそく）感を打開したい」と語った。
安部氏は二本松市出身。国学院大文学部卒。県神社庁勤務を経て、現在は隠津島神社禰宜。こはたマルシェ実行委員会共同代表を務めている。
市長選は通算４期１６年に及ぶ三保市政への評価に加え、１２月１日で新市合併２０周年を迎える旧１市３町のバランスを考えた地域振興など、市の将来像をどう示すかが焦点となる。
三保氏は強い経済や子育て支援、市民所得の向上、産業振興などを掲げる。
高橋氏は歴史・文化を生かし、稼げる観光産業の再構築などを訴える。
議員の死去に伴う市議補選（欠員１）も市長選と同日程で行われ、新人１人が立候補を予定している。
９月１日現在の選挙人名簿登録者数は４万３１２５人（男性２万１２４９人、女性２万１８７６人）。
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