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小熊立民県連代表が辞意 福島市長選対応で引責、宮下幹事長も進退委ねる

2025/11/22 08:25

小熊慎司氏
宮下雅志氏

 立憲民主党県連の小熊慎司代表(57)が福島市長選を巡る党の対応の責任を取るとして県連に代表を辞任する意向を伝えたことが21日、関係者への取材で分かった。小熊氏の意向を受け、宮下雅志幹事長(70)も進退の判断を委ねる意思を示したことから、県連が両氏を慰留している。市長選の候補者支援を巡り最大の支持母体である連合福島が立民県連との関係を「凍結」する方針を示しており、混乱の責任を取った形とみられる。

 福島市長選では、党支部、連合福島ともに現職を推薦したが、党所属国会議員や県議、市議の一部が対立候補だった同党を離党した元衆院議員の支援に回った。事実上の分裂選挙となったことを受け、連合福島は14日の執行委員会で立民県連との関係凍結を表明していた。

 立民県連、連合福島はこれまで、国民民主、社民の両県連、県議会会派の県民連合と「5者協議会」の枠組みで連携、国政選挙などに臨んできた。25日には5者協議会の会合が予定されており、小熊氏の辞意を受け、連合福島がどのような判断をするかが注目される。

 小熊氏は昨年5月の定期大会で県連代表に就任、宮下氏は2023年11月から幹事長を務めている。任期はいずれも来年5月の定期大会まで。

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