震災と原発事故で寸断されたライフライン。原発周辺地域では病院や介護施設の入院患者やスタッフまでも避難を強いられた。震災で混乱した院内、遅れる救出、厳しい環境の中での患者搬送。搬送途中や搬送先で亡くなった人命も多く、病院や介護施設ごと避難することが、いかに困難か浮き彫りになり、国など行政は責任の所在を問われた。 福島第1原発から南西約4.5キロにある大熊町の双葉病院では、震災当時、同院内と同じ系...
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