9日午前6時50分ごろ、福島県石川町双里字川向の石川中で「クマのような足跡がある」と学校関係者の男性から同校を通じて町に通報があった。町によると、足跡は校庭南側で見つかり、町鳥獣被害対策実施隊の隊員がクマの足跡と確認した。
石川署によると、足跡は大きさ約15センチ。同署と町によると同日、クマの目撃はなかったという。現場周辺は同校のほか、石川小や町文教福祉複合施設「モトガッコ」、いしかわこども園などが並んでいる。
町教委は同日、石川中と石川小、いしかわこども園、町内の児童クラブで体育の授業や部活動、屋外活動を全て中止した。また石川小と石川中では、教員がスクールバスの発着場まで児童生徒を引率した。
町は防災無線や通信アプリ「LINE(ライン)」の町公式アカウント、町ホームページでクマへの注意を呼びかけた。