北海道北斗市は25日、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震を想定し、交流サイト(SNS)の投稿内容から被害や避難状況をリアルタイムで分析して、住民の避難や救出につなげる防災訓練を初めて実施した。住民と消防や警察、陸上自衛隊など15の関係機関職員ら300人以上が参加した。
震度5強の地震後、高さ7・8メートルの津波が発生したと想定し、市は防災無線で市民に避難を呼びかけた。防災対策本部の職員らは、SNS投稿のうち人工知能(AI)が信ぴょう性が高いと判断したものを基に、市民の避難や津波の到達状況を把握して救出を指示するなど、災害時の手順を確認した。
