【ワシントン共同】米労働省は24日、政府機関の一部閉鎖で延期していた9月の消費者物価指数(CPI)を発表した。前年同月比で3・0%上昇となり、伸び率は2カ月連続で拡大。1月以来8カ月ぶりの高水準となった。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数も3・0%上昇だった。CPI、コア指数は共に市場予想を下回った。
労働省は閉鎖に伴い経済統計の発表を停止しているが、CPIは社会保障給付の調整に必要だとして遅れての公表を決めた。物価を判断材料とする米FRBは28、29両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、前回9月会合に続き0・25%の利下げを決めるとの見方が金融市場では多い。
