任期満了に伴い11月23日告示、同30日投開票で行われる二本松市長選は23日、告示まで1カ月となった。これまでに、無所属で5選を目指す現職の三保恵一氏(76)=4期=が立候補を表明。自民党二本松市総支部は候補者擁立を模索しているが、人選が難航しており、無投票の公算が大きくなっている。
同市には過疎・中山間地域があり、少子高齢化に伴う人口減少が進む。子育て支援や教育の充実に向けた施策、観光交流人口の拡大などが課題となっている。
三保氏は二本松市出身。安達高卒。県議5期、県議会議長を歴任し、2003年の旧二本松市長選で初当選。平成の大合併で誕生した05年12月の新二本松市長選で当選し、2期務めた後に落選した。17年に返り咲き、21年の前回は無投票で4選を果たした。
9月1日現在の選挙人名簿登録者数は4万3125人(男性2万1249人、女性2万1876人)。