【台北共同】全日本空輸は5日、台湾の絶滅危惧種タイワンヤマネコの保護を呼びかけるイベントを台北の松山空港で開いた。搭乗客に記念品を配り、生態環境保護を後押しする企業姿勢をアピールした。
タイワンヤマネコが描かれたTシャツを着たスタッフが、羽田便の搭乗客に記念の荷物タグを配った。ヤマネコのキャラクターの着ぐるみも搭乗客を見送った。
台湾農業部(農業省)の生物多様性研究所と協力し、保護活動を映像などで紹介するコーナーも設けた。研究所の担当者は「活動が根付く一助になる」と話した。
タイワンヤマネコはヒョウ柄が特徴で、体重5キロ程度の野生のネコ。台湾政府が絶滅危惧種に指定している。