北海道が１７年連続魅力度トップ　都道府県ランキング、民間研究所

　民間シンクタンク「ブランド総合研究所」（東京）は４日、２０２５年の都道府県魅力度ランキングを発表した。北海道がトップで、２位京都府、３位沖縄県。北海道は都道府県別調査を始めた０９年から１７年連続の首位となった。最下位は昨年４６位の埼玉県だった。

　研究所によると、調査は今年６～７月にインターネットで実施。観光や居住への意欲など計９０項目を尋ね、２０～７０代の男女計３万３４４９人から回答を得た。

　トップ３の北海道、京都、沖縄は観光意欲で高得点だった。大阪・関西万博が開催されている大阪府は昨年から一つ順位を下げて８位となり、研究所は「オーバーツーリズム（観光公害）の影響が大きいのではないか」と分析している。

　熊本県は１９位で昨年の２６位から上昇。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の日本初の生産拠点が稼働し「ＩＴ・先端技術の県」のイメージが上がったことが寄与したとみられる。前年の３３位から２６位に上がった山形県は、交流サイト（ＳＮＳ）で紹介された寺が人気となったという。