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総裁選、高市、林、茂木氏出馬へ 自民党員参加10月4日投開票案

2025/09/08 22:19

 自民党の役員会に臨む(左から)森山幹事長、石破首相、菅副総裁=8日午前、東京・永田町の党本部

 自民党の茂木敏充前幹事長は8日、石破茂首相(党総裁)の退陣表明に伴う総裁選に出馬する意向を表明した。高市早苗前経済安全保障担当相と林芳正官房長官も出馬する方針を固めた。関係者が明らかにした。「ポスト石破」候補は準備を本格化。党は、所属国会議員と全国の党員・党友が参加する投票方式とする方向で調整しており、9日に決定する見通し。

 党員参加型であれば9月22日告示、10月4日投開票とする案が有力だ。野党は政治空白の長期化を懸念している。

 茂木氏は国会内で記者団に「党や政府でさまざまな経験をした私の全てをささげたい」と強調。旧岸田派の林氏は、派閥会長を務めた岸田文雄前首相に会い、出馬意向を伝えた。

 小泉進次郎農相は、総裁選への対応を記者団に問われ「党の一致結束のために自分が何ができるかをよく考えたい」と答えた。

 高市氏を推す議員は東京都内で会合を開いた。小林鷹之元経済安保相は、自身を支援する中堅・若手議員と国会内で対応を協議。昨年の総裁選に立候補した加藤勝信財務相は「熟慮しながら考えたい」と述べた。

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