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福島市長選きょう投開票 3候補が最後の訴え

2025/11/16 08:45

(左から届け出順)馬場雄基氏、木幡浩氏、高橋翔氏

 任期満了に伴う福島市長選は16日、投開票が行われる。届け出順にいずれも無所属で、新人で元衆院議員の馬場雄基候補(33)と3選を目指す現職の木幡浩候補(65)=2期、新人の会社経営高橋翔候補(37)の3人は15日、市中心部で最後の訴えに臨み、7日間の選挙戦を締めくくった。

 投票は16日午前7時に市内77カ所で始まり、このうち6カ所は午後6時まで、残りの71カ所は同7時まで受け付ける。開票は午後8時15分からNCVふくしまアリーナで行われ、同10時45分ごろ確定する見込み。

 8日現在の選挙人名簿登録者数は22万5673人(男性10万8736人、女性11万6937人)。

馬場雄基候補「暮らし守り未来つくる」

 馬場候補は市内各地に幅広く選挙カーを走らせ、中心部のまちなか広場で遊説を打ち上げた。駆け付けた支援者に拍手で迎えられると、一人一人に駆け寄り、握手やハイタッチで応えた。「暮らしを守り、安心して挑戦できる県都を再起させる。皆さんと一緒に福島の未来をつくりたい」と力を込めた。支援者と「共に前へ」と声を合わせ、拳を突き上げて必勝を誓った。

木幡浩候補「県都の誇り思えるまち」

 木幡候補は市内全域を遊説し、中心部のさんかく広場で打ち上げ式に臨んだ。集まった支持者に拍手で出迎えられると「非常に厳しい競り合いが続いているが負けるわけにはいかない」と声を振り絞った。「産業振興や子育て施策を進め、県都として誇りに思えるまちをつくる。3期目のチャンスをいただきたい」と訴え、一人一人と握手を交わして改めて支援を求めた。

高橋翔候補「外の人間だからやれる」

 高橋候補は交流サイト(SNS)で配信しながら各期日前投票所周辺などで支持を訴えた後、JR福島駅前通りを練り歩き、駅東口駅前広場で「ラストコール」に臨んだ。「行政が民間に強くものを言えないから、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)や駅前再開発の問題が起きる」と強調。「外から来た人間だから言えること、やれることがある」と熱弁を振るった。

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