会津みしらず柿販路拡大促進協議会は7日、会津美里町のJA会津よつば永井野選果場で、海外に輸出する会津身不知(みしらず)柿の発送式を行った。海外輸出は2008年度にタイ、香港向けで始まり、今回、初めて台湾を輸出先に加えた。
台湾では東京電力福島第1原発事故後に輸入規制を導入。現在は本県を含む5県の食品は放射性物質の検査報告書の提出が義務となっているが、台湾当局は9月に全面撤廃する方針を示した。同協議会はこの機運に販路拡大を図り、台湾への輸出を決めた。
カンボジアに100キロ、タイに750キロ、台湾に300キロを輸出する。富裕層がターゲットで、3Lサイズは1個500円ほどで販売されるという。20日にも店頭に並ぶ予定。
発送式には協議会を構成する同JA、会津若松市、会津美里町、会津坂下町から関係者が出席。同JAの土屋勇雄組合長は「輸出を続けることで、ブランド化を推進していきたい」とあいさつした。
