福島県いわき市小名浜エリアの価値向上につなげようと、市は18日、同エリアで電動モビリティー(乗り物)の運転体験会(実証事業)を開いた。
復興庁の官民連携プログラム「浜通り復興リビングラボ」の一環。同エリアは観光施設が点在し、サッカーJ2いわきFCの新スタジアム整備候補地にもなっており、移動手段を検討するために企画した。
体験会では、道の駅いわき・ら・ら・ミュウ付近に電動キックボード4台と電動サイクル1台を用意。希望者が操作方法の説明を受けて運転を体験し、終了後にアンケートで意見を寄せた。市は今後、寄せられた意見を分析し、移動コンテンツとして地域に受け入れられるか検討していく。
長女と訪れて運転を体験した同市の主婦(52)は「力加減が難しかったが、慣れると楽しめた。こうした乗り物が普及し、交通渋滞の緩和につながれば良い」と語った。体験会は19日も開かれた。