郡山市は第77回市発明工夫展の受賞作品を発表した。市長賞には黒沢千玲(ちあき)さん(薫小6年)の作品「くっつくスリッパ」が輝いた。22日に市役所で表彰式を行う。
「くっつくスリッパ」は、スリッパに強力磁石を付け、スリッパを近づけるだけで簡単にそろえることができるようにした作品。黒沢さんが骨折して学校でスリッパを使用していた際、友人にそろえてもらっていた時に、自力でできるようにと考案した。
市教育長賞は斎藤暖(だん)さん(安積三小2年)の「なんでもはこぶはたらきものロボット」、福島民友新聞社長賞は岩沢宏和さんの「狙いまースプレー」が選ばれた。
今回は小学生から社会人まで計52点の出品があり、44点が受賞した。学校賞は薫小、郡山商高の2校が受けた。上位35作品は第71回県発明展に出展される。
市発明工夫展は11、12の両日、こおりやま産業博と同時開催した。会場に投票箱を設け、人気投票賞(3点)を決定した。