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ボードゲームの楽しさ知って! 福島初「遊べる」カフェバーオープン

2025/08/17 08:00

「中央のペンギンを落とさないように氷を崩すゲームです」と遊び方を説明する広瀬さん。絶妙な力加減とバランス感覚が求められるハラハラドキドキのアクションゲームだ

 世界のボードゲームに親しみながらお酒やソフトドリンクを楽しめる福島市新町の「ボードゲームカフェ&BAR~Asobiba~」の広瀬はるかさん(27)は、看護師からボードゲームカフェバーのオーナーに転身し、今年6月に店をオープンさせた。広瀬さんは「福島市でボードゲームに親しむ人を増やしたい」と意気込んでいる。

 幼い頃に同市へ移り住んだ広瀬さん。10代の時、友人宅で遊んだ「人生ゲーム」や「ジェンガ」などが、ボードゲームの世界へ足を踏み出す第一歩だった。その後、見たこともないゲームや詳しい友人と出会いの中で「どんどんハマった」という。

 東京を訪れた際、飲み物を飲みながらボードゲームに親しめるカフェの存在を知った。初めての店内は「人がたくさんいて、店内の卓が全て埋まっていた」ことに驚かされた。それからは東京に出向くと、さまざまなボードゲームカフェやボードゲームバーに足しげく通った。

 地元福島市にはこれまで、ボードゲームカフェがなかった。今年1月に7年続けた看護師の職を辞め、開業する決意を固めた。「ふらっと立ち寄ることができて、お客さんと会話するバーがしっくりきた」と広瀬さん。隠れ家的な立地や店内の狭さを逆手に取り、海賊酒場をテーマにした内装を完成させ、6月にオープンした。

 広瀬さんは「来店した人が後日『お店で遊んで面白かったので買いました』と言ってくれた時はうれしかった」と表情を緩める。

 今後は定期イベントの開催などを通じて、福島市からボードゲームの魅力を発信する予定だ。

 住所は福島市新町2の30。営業時間は月~木曜日が午後7時~翌午前1時、金、土曜日は午後7時営業開始、閉店時間不定。日曜日定休。「入団料(チャージ料金)」1000円、ワンドリンク制で、店内のボードゲーム約30種が時間無制限で遊び放題となる。問い合わせは同店(電話080・2837・7263)へ。

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