第107回全国高校野球選手権大会が5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。開会式は厳しい暑さへの対策として、大会の長い歴史で初めて午後となり、夕方4時から実施。49代表校が、休養日を含め18日間の日程で日本一を争う。
4年連続20度目の出場となる本県代表の聖光学院は9番目に入場、堂々とした行進を見せた。聖光学院は大会第7日(11日)の2回戦第1試合で山梨学院と対戦する。午前8時開始予定。
聖光「心身をタフに」
開会式で聖光学院は出場49校中9番目に登場。小松真碩(まひろ)(3年)のかけ声に合わせて堂々と行進した。
福島大会の優勝旗を手に行進した主将の竹内啓汰(同)は「春に続き、また戻ってこられた。次こそは、という覚悟ができた」と力強いまなざしで語った。
3日の抽選会で対戦相手が決まり、分析をしながら練習を重ねている。「自分たちより数段上の力を持っている。力だけでなく、それ以外で立ち向かう必要がある」と話す竹内。
聖光学院が初戦(11日)を迎えるまで、約1週間。主将は「自分たちも相手も残された時間は同じ。この準備期間で技術面とメンタルをどれだけタフにできるかが勝利につながると思う」と気を引き締めた。
開会式に先立ち、チームは京都市で練習を行った。福島大会後初めてとなる紅白戦を行った。