TBS系バラエティー『ラヴィット!』(前8:00)のMCとして、“日本でいちばん明るい朝”を届けている、田村真子アナウンサー(29)。オリコンニュースが昨年12月に発表した『好きな女性アナウンサーランキング』では1位に輝き、同ランキングでは同局史上初となる快挙を達成した。『ラヴィット!』で大々的に祝福されたこともあり「私、人生でこんなに『おめでとう!』と言われること、この先あるのかなっていうぐらい、会社の方から祝ってもらって、すごく皆さん喜んでくださったんです」としみじみ。その上で「自分では『そんなそんな…』って思うけど、ちょっとやっぱり1位をいただいたからには、自覚を持って、TBSの中で頑張らないとっていう思いは芽生えました」と言葉に力を込める。
【写真】さまざまな表情とポーズで魅了する田村真子アナ
『好きなアナウンサーランキング』で印象的だったのは、男性アナウンサー編の結果発表が『ラヴィット!』内で行われた際、赤荻歩アナが6位にランクインしていることがわかり、田村アナが思わず感極まっていた姿だ。発表から9ヶ月あまりが経過したタイミングで、当時の心境について、田村アナに改めて聞いてみた。「南波(雅俊)さんのランクインももちろんうれしかったですし、まず、10位の杉山(真也)さんの段階でうれしくて泣きそうになりました。そして、赤荻さんもランクインされるんじゃないかなと思っていましたが、ランクインされていて、やっぱりうれしかったです」。
自身初のフォトエッセイ『陽がのぼるほうへ』(太田出版)では、赤荻アナとのエピソードも出てくるが、改めて赤荻アナへの熱い思いを口にする。「赤荻さんは、後輩にもすごく慕われていますし、スタッフからも慕われています。赤荻さんが『ラヴィット!』に初めて登場してから、だんだん毎日来てもらうようになって、今ではもうほぼ毎日一緒に仕事をする先輩です。私にとって、毎日共演する先輩は、今までいなかったので、それもあって、自分でも気づかなかったんですけど、赤荻さんのランクインはすごくグッとくるものがありました」。
先輩愛をにじませる姿から、飾り気がなく、喜怒哀楽を素直に表現するのが、田村アナの愛される秘けつなのだと感じる。それは、田村アナのエッセイを読んでいても実感できるが、本人はどのように分析しているのだろうか。「運がいいっていうのはもちろんあるとは思うんですけど、初対面の方からけっこう『自然体な方なんですね』って言ってもらうことが多くて。私自身は『自然にしよう!』と思って、しているわけじゃないんですけど、どっちかというと、自然にしかできない。いろんなものを隠せないというか、よく言えば素直なのかもしれないです。『ラヴィット!』でも、ビリビリイスが痛かったら、全然隠さず、ちょっとムッとした顔をしてしまうことがあったりとか、そういうタイプの人間なので(笑)。その自然さとかナチュラルさが、もしかしたら、人に受け入れてもらいやすかったりして、みなさんが助けてくれたりするのかもしれないです」。
今年もほどなく『好きなアナウンサーランキング』発表の時期がやってくる。周囲からは「次は2連覇だね」と期待する声もあるが、田村アナは「もちろんよかれと思って言ってくださるんですけど『ちょっと2連覇とかはやめてください…』と、思ったりしてます(笑)。自分自身でどうにかなる問題でもないので…。でも、こうやって周りの人たちが喜んでくださるなら、もっと頑張りたい、期待に応えたいっていう思いは以前より増しました」と恐縮しつつコメント。「もともと期待に応えたい!っていうタイプの人間ではなく、やることを着々とやっていくというタイプでしたが、1位をいただいてからは、やっぱりその話を受けて、一応しっかりしなきゃいけない…じゃないですが、TBSのアナウンサーとして頑張ろうと思いました」と心境の変化を口にした。
連覇という話を受けて、同じくTBSのアナウンサーで、『ラヴィット!』の直前に放送されている『THE TIME,』(月~金 前5:20)を担当している安住紳一郎アナ(52)は、2009年に5連覇を達成した。田村アナから見た、安住アナとはどんな存在だろう。「私も子どもの頃から、安住さんをずっとテレビで見てきました。実際に入社してみて、お話させてもらったりすると、安住さんって、本当に視聴者の目線や、視聴者のことを考えていますし、それをやっぱり番組作りに生かせるように『こうした方がいい』とか、きちんと言われる方なんですね。そういう感覚は、これまでのアナウンサー人生の中で培ってきたものもあると思います。安住さんの仕事ぶりを、直接目にすることはあんまりないのですが、いろんなところで話を聞いていると、やっぱり安住さんになろうと思っても、なれるもんじゃないなと(笑)。私、よくも悪くも察するのが早い人間なのですが、もちろん安住さんご自身の努力はあることが大前提ですが、努力してなれるものではない」。
「知れば知るほど、距離を感じる?」と向けてみると「本当にそうです!いろんなお話を聞いたりすればするほど。安住さんの飾らないというか、素直になんでもおっしゃる人柄みたいなのも、もちろん身近で見てきているので、なんかそう、そういうところと重ね合わせて、本当に遠く感じます」とふっと笑みを浮かべた。「『努力してなれない』って言うと、自分も頑張れよって言われるかもしれないですけど、安住さんはやっぱり特別。努力もありますけど、やっぱりあれだけ走り続けてきて、あのペースで走り続けてるからこそだとは思うんですけど、まねしようと思ってできるものではない気がします。それこそ視聴者の方からの信頼もそうですし。何なんでしょうね、これは(笑)」。
偉大な先輩たちの姿を見ながら、田村アナはこれからも自らの道を歩み続ける。「新人の頃には割と報道の方をやっていて、途中からこうしてバラエティーに変わって、今ではバラエティーのお仕事を、『ラヴィット!』以外にもやらせてもらったり…。今、活躍されている先輩たちみたいになれるものならなりたいっていう思いもありつつ、『ラヴィット!』という番組自体がTBSの中でも今までなかった番組で、特殊なものだと思うので、それをこうやって経験した私にしかできないキャリアの積み方みたいなのができればいいなって漠然と思っています。じゃあ今培ったものを何にどう生かせるかっていうのは、やってみないとわからないので、はっきりは言えないんですけど。なかなかこんないろんな経験をしてきているアナウンサーもいないんじゃないかなと思うので(笑)、それを生かしていける仕事ができればと思います」。
TBS田村真子アナ“愛され力”の秘けつ 『好きなアナウンサー』1位で芽生えた覚悟、大先輩・安住紳一郎アナの背中に感じること
2025/10/28 09:42
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