北海道積丹町で、ヒグマ駆除を巡る町議の威圧的な発言をきっかけに地元猟友会が1カ月以上にわたって出動を停止していることが7日、町などへの取材で分かった。この町議は同日、町議会の常任委員会で「不用意な発言から猟友会や多くの町民にご迷惑をおかけして、深くおわびする」と謝罪したが、出動再開の時期は決まっていない。
町などによると、9月27日、海田一時町議(74)の所有地に設置された箱わなに体重284キロ、体長約2メートルの成獣1頭がかかり、猟友会余市支部のハンターらが駆除に出動した。ハンターが居合わせた海田氏に弾丸が跳ね返る恐れがあるため離れるよう伝えると口論になった。
