新型コロナウイルス対策の補助金を虚偽申請した疑いがあるとして、名古屋地検特捜部が詐欺の疑いで、今村洋史元衆院議員(63)が運営法人理事長と院長を務める愛知県一宮市の「いまむら病院」を家宅捜索したことが31日、関係者への取材で分かった。特捜部は押収した資料を分析し、実態解明を進めるとみられる。
愛知県によると、病院側は2020~23年度、国の交付金を原資とする補助金を申請した。昨年11月、会計検査院が約1億6千万円の過大受給を指摘。県は調査の結果、少なくとも約4億5千万円の不正受給があったと認定し、関連補助金の全額約17億6千万円の返還を求めた。
県によると、病院側は医療機器の納品書を偽造したり、消毒費用を水増ししたりしていた。領収書日付や通帳写しの改ざんも見つかったという。
今村氏は医師で、12年に日本維新の会から立候補し初当選、1期務めた。15年に自民党へ入党。旧安倍派に所属したが、昨年衆院選は派閥裏金事件を受けて公認を得られず、出馬を断念した。

 
								 
         
     
                     
                     
                     
                     
                     
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
     
     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
     
				