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木くず不法投棄56.3トン、元取締役に有罪判決 地裁若松支部

2025/10/30 08:35

 福島県磐梯町で木くずを不法に捨てたとして、廃棄物処理法違反(不法投棄)の罪に問われた土木工事会社「小又建設」(青森県七戸町)と元同社取締役で無職の男(66)=同町=の判決公判は29日、地裁会津若松支部で開かれた。佐藤久貴裁判官は同社に求刑通り罰金300万円、男に懲役2年、執行猶予4年、罰金50万円(求刑懲役2年6月、罰金50万円)を言い渡した。

 佐藤裁判官は判決理由で「投棄された木くずは約56.3トンと多量で悪質」と指摘。一方で反省の態度を示していることなどから、執行猶予付きの判決とした。判決によると、男は同社従業員らと共謀して2020年12月~21年3月ごろの間、磐梯町の太陽光発電所造成工事現場に産業廃棄物の木くず少なくとも約56.3トンを投棄した。

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