富山、金沢の両地方気象台は29日、富山県の北アルプス立山(3015メートル)と石川・岐阜両県などにまたがる白山(2702メートル)で初冠雪を観測したと発表した。立山は平年より17日遅く、昨年より10日早い。1939年の統計開始以来、4番目の遅さ。白山は平年より8日遅く、昨年より10日早い。
立山の室堂(2450メートル)にある「ホテル立山」の男性従業員によると、27日から28日にかけて吹雪だったという。ホテルの敷地内では、29日朝時点で約15センチの積雪といい「麓付近はまだ紅葉が残る場所もあるが、これからは銀世界が楽しめる」と話した。
