須賀川商工会議所は28日、須賀川市で臨時議員総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、会頭に菊地大介氏(53)=あおい社長=を再任した。任期は11月1日から3年。
副会頭には、神田雅彦氏(65)=神田産業社長=を新任し、鈴木和幸氏(65)=セルクル社長=と安田喜好氏(57)=安田塗装社長=を再任した。専務理事は佐久間貴士氏(63)を再任した。
菊地氏は「世の中の考え方が大きく変化している最中にある。しっかりと見つめながら、3年間のスタートを切っていきたい」とあいさつした。
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菊地大介氏は「地の利を生かして、須賀川を訪れる人を増やしていきたい」と2期目の抱負を語った。
―意気込みを。「1期目は新型コロナウイルス禍が落ち着き、福島空港が開港30周年を迎えたことが印象深い。台湾便も運航を再開し、活気が戻ってきた。2期目は交通の利便性が良いことを生かして関東や関西、沖縄などとのつながりをより強め、須賀川を訪れる人を増やすには何が必要かニーズを探っていきたい」
―地域経済については。
「コロナ禍以降、物事の価値観や考え方、飲食や仕事、旅行をはじめとしたライフスタイルが変わった。夏の暑さも深刻で、屋外での働き方や地元のイベントのやり方を再検討しなければいけない」
―労働力の確保に向けては。
「高校生などの若い世代から意見を聞いている。人口減少が進む中、どのように経済を保っていくか、生産性の向上を含めて真剣に考える必要がある」
