• X
  • facebook
  • line

英語習熟度で低い組に「毒」発音 栃木県立高の授業、担当教員謝罪

2025/10/27 11:00

 栃木県立佐野東高の英語の授業で、生徒1人ずつが英語を話すのを動画撮影する際、最も習熟度が低い組で担当教員が冒頭に「poison(毒)」と全員に発音させていたことが27日、高校への取材で分かった。保護者から苦情があり、担当教員が生徒に謝罪したという。

 9月、2年生を習熟度別に約20人ごとの4組に分けた授業で、各組を識別するため、動画冒頭でそれぞれの単語を発音させた。習熟度の高い組は「harmony(調和)」などだった。

 県教育委員会によると今月9日、保護者から県教委に苦情があった。高校では担当教員らが生徒に「違和感や不快感を与えてしまい、申し訳ない」と謝罪したという。高校側は取材に「毒と言わせたつもりはなく、『汚染する』という意味があると教えたかった」などと説明した。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line