女性遺棄後２度引っ越しか　２カ月で、逮捕の内縁夫婦

　岐阜県可児市の当時３３歳の女性を殺害した疑いで岐阜市の自営業立花浩二容疑者（５５）と同居する内縁関係の無職神原美希容疑者（３６）が再逮捕された事件で、両容疑者が女性を殺害し遺体を遺棄したとされる２０２４年１２月以降、約２カ月で２度引っ越していたことが２４日、捜査関係者への取材で分かった。岐阜中署捜査本部は、住居を移す際に事件との関連を疑われる物を処分した可能性もあるとみて調べる。

　捜査本部によると、女性は接客業野村花織さん。捜査本部は２４日、殺人容疑で両容疑者を送検する。

　捜査関係者によると、両容疑者は２４年１０月に交流サイト（ＳＮＳ）で知り合い、１１月に愛知県内のアパートで同居を始めた。１２月１５日に岐阜県揖斐川町の山中に野村さんの遺体を遺棄したとされる。翌月の今年１月に岐阜市のアパートに移り、２月には岐阜市の一軒家に引っ越していた。

　野村さんの遺体は１月に発見されており、両容疑者はその後、遺体を運んだとみられる車を処分していた。