【ローマ共同】ローマ教皇レオ14世は23日、チャールズ英国王とバチカンで面会し、システィーナ礼拝堂で共に祈りをささげた。ANSA通信によると、英国国教会が約500年前にカトリック教会から分離して以降、英国国教会首長の国王が教皇と公の場で共に祈るのは歴史上初めて。
国王にはカミラ王妃も同行。25年に1度のカトリックの「聖年」に合わせた訪問で、5月のレオ14世就任後、初めての面会となった。
教皇と国王は面会後、ミケランジェロの大壁画「最後の審判」で知られるシスティーナ礼拝堂に移動。多くの聖職者らが見守る中、壇上で祈りの言葉を唱え、会場には厳かな聖歌も響いた。