オランダ極右党首が選挙運動中止　自由党、ベルギーのテロ計画余波

　【ハーグ共同】オランダ下院の第１党、極右の自由党のウィルダース党首は１０日、隣国ベルギーの首相を狙ったテロを計画していたグループが自身も標的にしていた可能性があることを踏まえ、２９日の総選挙に向けた選挙運動を当面中止すると明らかにした。

　ウィルダース氏はＸ（旧ツイッター）への投稿で、自身もテロの対象となっていたとオランダ当局から知らされたと言及。「嫌な予感がする」として、１０日に予定されていた討論会への出席を取りやめた。

　ベルギー当局は９日、同国のデウェーフェル首相らを、爆発物を搭載したドローンで狙うテロを計画していたとして３人を拘束した。