香川県東かがわ市議会の特別委員会が、市職員を呼び付け感情的に詰問したとして市から事実確認を求められていた渡辺堅次議長の行為はハラスメントだったとの調査報告書をまとめたことが分かった。議長職の辞任勧告を含む対応を盛り込んだ。関係者が明らかにした。
関係者によると、特別委は職員への叱責を中心に9件の事実を確認。ハラスメント要件に該当するとの総合評価が多数を占めた。
上村一郎市長は6月、調査と厳正な対応を市議会に要請。市が開いた市民との会合で、緊急ではないのに進行役だった職員を会場外に呼び出し、非公開となっていた事業の見積書の開示を求めたとして「職員のストレスが増大している」と訴えた。