沖縄県で米軍関係者による飲酒運転の摘発が相次ぐ中、県警は23日、米兵が実際に酒を飲んだ上で運転し、危険性を学ぶ講習会を初めて開いた。飲酒運転の根絶が狙いで、県警によると、米兵のみを対象にした体験講習は全国でも珍しい。
同県読谷村で開かれた講習会には米陸軍兵ら20人以上が参加した。うち6人が午後2時過ぎから約1時間、ビールや酎ハイなどを飲んだ後、自動車学校のコースに出て運転を体験。ポールにぶつかりそうになり、教官が急ブレーキをかけて中断する場面もあった。
ビールを4杯飲んで運転したマイケル・クラーク少佐は「飲酒後は反応が遅れることが分かった」と語った。